GIGNの落書き帳

なんとなく気に入ったなつしずAMV2本

Mai Hime- Breathe



~Natsuki & Shizuru~





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舞-乙Himeと十二国記

舞-乙Hime見てて思った事なのだけど、後半のヴィント侵攻からのマシロの話は十二国記入ってるなあと思った。
正確に言うと十二国記の『風の万里 黎明の空』。城の中でのうのうと暮らしていて、それが追い出されてから、いかに民の生活や不満に無知であったか、いかに民から憎まれているかを知って反省するという点では祥瓊。そして改心のきっかけが歯に衣を着せぬガキンチョで、その子の死が最終的な転機となるという点では鈴。王としての自覚を再確認して立ち向かう決心をするという点では陽子。つまり慶国3人娘の要素が全部入っているような気がする。
そもそも、世界の設定として様々な国が存在してそれぞれ王の側近として麒麟(オトメ)が常に隣にいる姿自体似ていると言えなくもない。王と麒麟(オトメ)が一蓮托生で片方が死ねば、もう片方も死ぬという点でも同じ。もっとも一方は大量破壊兵器、もう片方は戦争は一切ダメポという大きな差はあるが。
そう考えると、悪い王様に忠実で悪いことをしたあげくに王共々非業の死を遂げるフィア・グロスは塙麟に当たるだろうとか、ガルデローベに当たるのは蓬山かなあなどと下らない連想も湧いてくる。あげくの果てに廉麟がマテリアライズ(転変でなくね・・・)してる姿がアタマの中をグルグルしてくる。もちろんエレメント(宝重)は呉剛環蛇ですよ・・。オーファン(妖魔)を調伏したチャイルド(使令)もいるようだけど、そこまでは不明。
この廉麟(オトメ版)はちょっとシズルともイメージが重なってくる。優しいお姉さまで王様(ナツキ)にぞっこん。「あの人不器用で私が側にいないと何にもできないんだからあ」みたいな所とかね。まあ調べてみると声優さん(進藤尚美さん)は廉麟じゃなくて李斎の役やってるらしいけど。

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マリア様がみてる 祥子のお話 その3

という事で続き。


そして祥子にまた一つの転機が訪れる。「婚約破棄  あっそ」事件だ。それまで彼女は柏木との婚約が政略結婚のような物と考えていた。それが自分自身の誤解である事を悟ったときに彼女はもっと力を抜いてよかった事に気がつく。親はそんな事は望んでいない。そして外部進学を止めてリリアンに進学を決意する事になる。将来的に小笠原家の当主として頑張るという目標は変わっていないが、それに向けて突進する必要はない。多少回り道はあってもいいし、何より祐巳と離れなくて済むならそのほうがいいに決まっている。祥子だって祐巳と同じように目の前だけ見てラブラブしてた方が楽しいのだ。
ここで改めて確認。祥子がリリアン女子大に進学する意味。それは祐巳が残された高校生活の1年をできるだけ近くでいて、たまに高校に遊びに行くとかを望んでいる訳ではない。由乃が令の外部進学に怒ったのが、一年遅れで同じ大学で会えると思っていた事を裏切られたためであるように、祥子も祐巳が1年遅れでリリアン女子大に来て、またいっしょに過ごせる、その事を望んでいるのだ。
しかし現時点で祐巳はまだそれがわかっていない。瞳子の件が一段落して祥子の卒業が目に見えてくる時点で、ようやくその事に気がつくだろう。
かつて柏木が「紅薔薇のため息」の終盤で祐巳に語った言葉「僕に嫉妬しているようじゃ、まだまだってこと。こんな所に留まってないで、もっと上のステージを目指せよ」という言葉の意味はここにあると思う。
「目の前の祥子を好き、それだけじゃだめだ。祥子はもっと上を向いて前進している。このままじゃ祥子において行かれちゃうよ。それでもいいの?例えば3年後に自分は祥子の近くに相変わらずいるだろうけど祐巳はもう過去の人。それでもいいの?」そう言いたかったのかという気がする。
それならそんな回りくどい漠然とした言い方をせずにもっと具体的に言った方がいいような気がするけれども、祐巳の気持ちに冷や水を浴びせるような事はしたくなかったし、自分自身で気がついて欲しいことだからそういう言い方になったのかなと。
さて話を戻すと、結論として祐巳はリリアン女子大進学を頑張らなければならない。その事にそろそろ気がつく。
そして「マリア様がみてる」という、このシリーズのエンディングという物を考えてみると、そもそもこの物語はあくまで祐巳と祥子の出会いからスタートした事から考えれば、最後もこの二人で締めるのが妥当であるように思われる。
そうなると、この物語のエンディングは最短で「祥子の卒業と祐巳のリリアン進学の決意」、最長で「頑張ってリリアン進学を果たした祐巳とそれを笑顔で迎える祥子」これしかないんじゃないかという気がしてならない。

長くなったけど、こんなもん。もう我ながら暴走しまくり。「ブレーキの壊れた暴走機関車」由乃にも勝りますな。次巻が出てさっそく「あちゃー、ぜんぜん違うやん」とかなりそうな気配が早くもしてますが、それはそれでお楽しみ。

 


 


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マリア様がみてる 祥子のお話 その2

という訳で続き。
祥子はなぜ父親とかを嫌っていないのか?あるいは嫌っていないように見えるのか?

理由その1 「彼らは良き父、良き夫である」
彼らの女癖が悪いとしても、彼らは決して自分の家庭を捨てたりはしない。妻も娘も大事にしている。そういう意味で祥子は決して不幸な家庭環境に育ったとは言えない。

理由その2 「祥子はオトナである」
祥子がオトナであるかについて議論はあるだろうが、少なくとも可南子よりはオトナだし、また読者の多くが思っているよりきっとオトナなのだ。

理由その3 「祥子は小笠原家の看板をしょって立つ覚悟がある」
上記2点を踏まえてここからが本題かな。ここからが長い。
小笠原家は言うまでもなく名家である。それも旧家というだけでなく小笠原グループという大企業体を傘下におく大金持ちである。その一人娘が祥子。男の兄弟はいない。この状況下で祥子の肩に掛かる物は重い。たとえ親がそれを求めなくても自然周囲の空気は重くのしかかり、祥子は早い頃から自覚することになる。
こうした場合、古典的なお嬢様に求められるのは、小笠原家を支える立派な婿養子を迎えることであり、そのための花嫁修業をする事だ。一連のお稽古ごとはそのためにあった。祥子はおそらく中等部のある時期までは強制ではなく自分の意志として、そのような生き方をしていたのだろう。この場合の「立派な婿養子」には「柏木優」という固有名詞が入るのだが、例のカミングアウト事件で祥子のここまでの生き方が否定されてしまう。祥子のショックというのは、好きな男に振られたとかそういうレベルではなく、もっと根本的に自分自身の信じていた価値観が破壊されたようなものだ。まあ失恋云々と言えば柏木の側が祥子を可愛い妹としか思えないのと同じように祥子も実際には優しい兄というのが実際の認識(本人がどこまで自覚しているかは別として)だったと思うけれども。
ここで目標を失って「怪獣」状態だったのを拾ったのが蓉子だ。その後の祥子の変化には色々な人が力を貸していると思うけど、とりわけ蓉子と祐巳の二人の力が大きいと思う。
そして祥子の目に見える変化(リリアン内での)とは別に、祐巳(とその視点を借りた読者)の目の届く範囲外で祥子は別の変化を遂げたように思える。それまでの古典的な良家の子女タイプの生き方(母親の清子みたいな)ではなく、もっとキャリアウーマン的な生き方への指向だ。言ってみれば「柏木さん(や他の男ども)の力を借りずとも、自分自身の力で小笠原家の当主として立派にやってみせる」という感じかな。父親の仕事を手伝ったり、また外部の経済学部に進学して父親を手伝いたいというのも、そういう意志の現れだと思う。
そうした変化はおそらく蓉子の影響が大きい。小説の中では祐巳の影響による変化が目立つけれども、それは祐巳視点からだからであって、そのような別種の変化は祐巳の目には入っていない。祥子が蓉子の受験問題で考え込んでいたのも、蓉子を心配しているというだけではなく自分自身の今後の生き方という物について考える必要に迫られた事も大きいと思う。長いのでここで一回切り。


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マリア様がみてる 祥子のお話 その1

アニメから始めて、いわゆる「マリみて」にすっかりハマってしまった。小説の方も最新刊の「あなたを探しに」まで一気読み状態。
まあいろいろ感想はあるのだけれど、ここでは謎のお嬢様である祥子について書いてみる。祥子が「謎」なんていうと、「どこが?」という声も挙がるだろうけど、やはり彼女は主要登場人物である割りに正体がよくわからない謎の少女であるのだ。
それは祥子視点のストーリーがなく、ほとんどが祐巳の視点で描かれている事からきている。祐巳の視点というのはとにかく目の前の祥子様、いとしいスールのお姉さまという点でしか見てないので、学園外の私生活云々とかは視野に入っていないのだ。あくまで近視眼的で「いまさえよければ」という刹那的な視点でしかない。その事が例のレイニーブルー事件の大きな原因の一つとなっていて、それは今でも完全には変わっていない。ま、そういう祐巳ちゃんは好きだし、高校生なんだからしょうがないんだけどね。
で、祥子様の話に戻る。
祥子を見ていて「あれ?」と思った点に父や祖父への態度がある。てっきり嫌っているのかと思いきや、仕事手伝っていっしょに外国行ってたり、また卒業後は外部の経済学部に進学して彼らの仕事を手伝いたいような事さえ言っている。同じような境遇の可南子とは偉い違いである。この違いは何なのか?ここから祥子について語ってみたい。後半は暴走気味になると思うけど、暇な人は読んでね。ここで一回区切ってみる。


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